腱鞘炎

痛み 2018/05/08

腱鞘炎とは?

腱鞘炎という言葉はみなさんお聞きしたことがあると思いますが、

腱鞘とはどのような組織かご存知ですか?

腱鞘とは腱が通るトンネルのようになっている組織のことを言います。

腱鞘は腱の滑りを良くすることで筋肉の収縮力をうまく関節に伝え

スムーズな動きを出すことに関与しています。

しかし繰り返し使われることにより腱と腱鞘が擦れ、その摩擦によって炎症が起こってしまいます。

その病態の事を腱鞘炎と言います。

なぜ腱鞘炎になるの?

腱鞘炎はもともと料理人やデスクワークなどの手先をよく使う職業に多い為、

『職業病』のイメージがありました。

近年ではスマートフォンの普及により職業や年齢に関係なく一般の方にも多くなっています。

男女比では女性に多く、出産後や更年期などをきっかけとしたホルモンバランスの乱れとの関連性も指摘されています。

又、臨床上で細かく腱鞘炎の痛みを分類すると2パターンあり、

「腱・腱鞘に炎症が起きている場合」と「筋・筋膜由来の痛みの場合」があります。

どんな症状がでるの?

炎症が原因の場合

初期-瞬間的な痛みや不快感がでるが明確な場所がわかりづらい。

中期-痛みの場所が分かり、不快感も持続的になり、日常生活に支障をきたす。

末期-神経痛や感覚異常が起こり場合によっては手術が必要となる。

筋・筋膜が原因の場合

初期-前腕の疲れやだるさが持続的になる。

中期-痛みが出始めるが、場所がわかりづらく違う場所で痛みを感じる場合がある。

末期-痛みが強くなることや広範囲に出ること、痺れがでることもある。

治療方法

炎症が原因の場合

安静-動かすことで摩擦により炎症が悪化することがある。

アイシング-腫れや熱感をとるために患部を冷やす。

電気(微弱電流)-組織の修復を早める。

筋・筋膜が原因の場合

動かす-筋・筋膜の柔軟性を高める。

温める-血流を良くし、発痛物質を排除する。

電気(干渉波)-筋・筋膜を収縮弛緩させ血流を良くし、発痛物質を排除。

このように同じ腱鞘炎でも、原因の違いによって、治療法が変わってきます。

痛みの原因をしっかりと把握し、治療が行えていないと変化が出てきません。

「湿布を張っているけど治らない」

「安静にしていたのに痛みが引いていかない」

という方は原因に対しての治療ができていない可能性大です!

くりの木接骨院にお任せ下さい!

くりの木接骨院では、エコー検査による画像診断を行うことで、

腱や腱鞘の腫れ、炎症反応などを確認していきます。

少しでも早く痛みを取っていく為に、原因を明確にし、患者様に合った治療を行います。

腱鞘炎の痛みでお困りの方は、是非くりの木接骨院へお越しください!!